小川健太税理士事務所

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設備投資の判断基準

dcxb - 設備投資の判断基準

今回は、「投資の判断基準」について書きたいと思います。

 

投資といっても、株や債券のことではありません。ここでいう投資は設備投資等のことです。経営をしていると、設備投資をしたほうが良いのか迷うときがありますよね。

 

例えば、ホームページの作成を例に考えてみましょう。

 

ホームページの作成に100万円かかるとします。そして、そのホームページを5年間使うと仮定します。


ポイント 1 その投資額を粗利でカバーできるか?

例えば、客単価5,000円のネイルサロンでホームページを見て来店してくれるお客様が月3人いたとします。

 

粗利率を90%とすると、

5,000円×90%×3人×60月=855,000円

 

つまり、5年間で855,000円しか回収できないので、この場合の投資はしてはいけないということになります(実際にはリピーターになったりと、ここまで単純な計算ではありませんので、あくまでも一例です)。


ポイント 2 今その投資をしても資金繰りに問題はないか?

今、100万円の投資をしても資金繰りに問題がでないかを確認します。ここでの注意点は1月後や2月後の資金繰りを見るのではなく、半年後、1年後の資金繰り予想もして大丈夫なのかを確認しましょう。

 

もし、計画を立ててみて、半年後に資金繰りがショートしてしまうようだと、今キャッシュで100万円の投資をするのは良くないかもしれません。融資を受けて投資をするのか、割賦契約にするのか若しくは今回の投資は見送るのかという選択になるでしょう。


まとめ

このように、高額な投資をするときは、上記のポイントを踏まえて、じっくり検討することが必要になります。

 

実際、ホームページからの流入を予測するのは難しいですが、その時は少なめに見積もることをお勧めします。少なくとも業者の言うことを鵜吞みにしないようにはしましょう。友人など、信頼できる方の場合には別ですが。

 

 

実際、将来の資金繰りを予測したり投資効果を予測するのは難しいかもしれません。そんな時は、税理士などの専門家に一度相談してみるのも一法ですね!

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